Arnoldで360°パノラマ動画をレンダリングしてみる[MAYA]

最近,VRが流行り始めパノラマ動画の需要が高まっているようだ.そこで今日はMAYAを使ったパノラマ動画のレンダリングを試してみる.

テストシーンの用意

自前でシーンをつくれる能力をもつ人にとっては必要のない工程だが,私のようにシーンをつくれるほどの能力をもたないMAYA初心者には必要な工程だ.そこでArnoldが提供するTutorial

https://support.solidangle.com/display/AFMUG/Learning+Scenes

から適当にサンプルを拾ってくる.今回私が拾ってきたのは中世の農村を彷彿とさせる”Model Village”である.

“Model Village”

Arnoldはデフォルト設定だとノイズがでやすい.上のシーンでもノイズが各所にでている.改善方法は他のサイトで多々紹介されているのだが,面倒だったので今回はやらない.

パノラマカメラの設置

さて,はじめにシーン中にパノラマカメラを設置しよう.しかし,パノラマカメラはカメラのメニューには存在しない.そこで,通常のカメラを設置後に, カメラの設定タブ(アトリビュートエディタ)> Arnold > Camera Typeと選択してゆき,Camera Type を Spherical に変更する.

すると,通常のカメラがパノラマカメラになる.上部のタブメニューより,Arnold > Arnold Render View を開く.Arnold Render View はリアルタイムで高速レンダリングする驚きのビュワーだ.先ほど設定したカメラを選択すれば,360°見渡せるパノラマ画像が確認できる.また,Arnold Render Viewは画像の書き出しも可能だ.

“Arnold Render Viewで書き出したパノラマ画像”

Arnoldにおける動画のレンダー設定

さて,レンダー設定を行うステップにはいる. 以下に手順を示す.

  • レンダー設定を開く.

  • 連番画像のフォーマットの指定.

  • 連番画像の名前と拡張子の指定.

  • 出力動画のフレーム設定.

  1. で,なぜ動画のレンダリングなのに.aviや.mp4などの動画のフォーマットを選ぶ項目が無いのか疑問に思うかもしれない.それは,Arnoldがコマ送りの連番画像をレンダリングするためである.このため,レンダー設定中のイメージフォーマットはそれぞれの連番画像のフォーマットを指すことになる.

  2. で,出力される連番画像の名前と拡張子を指定する.ここで”名前(単一フレーム)”,“名前.拡張子(単一フレーム)“を選択すると連番画像のレンダリングが行えなくなる.(単一フレーム)が付いていない項目を選ぼう.

レンダー設定を済ませれば,いよいよレンダリングだ.

パノラマ動画のレンダリング

面倒なパラメータの設定を済ませ,いよいよレンダリング!と思うが,Arnold Render Viewのレンダリングのボタンを押しても単一画像しかレンダリングされない… 実は,レンダリングのタブ(下図参照)のバッチレンダーを押すことで動画が出力されるのだ.なんとも分かりずらい.

デフォルトの出力先は私の場合C:\Users\Documents\maya\projects\default\imagesであった.出力された連番画像はffmpeg等で結合させ,動画にすることができる.

以上,初めてのブログ執筆なので疲れた…

MAYAでのCG作成について、さらに知識を深めたいなら、以下の本がお勧めです。